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食いしん坊にマインドフルネスが向いている理由

2020年4月25日

先週4/16(木)に、Keisuke Matsushima(松嶋啓介)シェフと「塩なし料理理論×マインドフルネス」をテーマに、Zoom対談させていただきました。

松嶋シェフといえば、フランスで外国人として最年少でミシュラン一つ星を獲得し、東京原宿にもレストラン「KEISUKE MATSUSHIMA」を構えています。

私自身、食べることが大好きなので、シェフとの対談は願ったり叶ったり。

当日のお昼にライブ配信が決まって、打ち合わせもなくドキドキだったものの、とても楽しい時間でした。

(対談の様子はyoutubeにてご覧いただけます→「塩なし料理理論×マインドフルネス」

今回、シェフとの対談提案に前のめりで「ぜひ!」と答えたのは、前から食とマインドフルネスは相性がいいと考えていたからです。

マインドフルネスの説明は、別記事(「外からの情報に振り回されやすいときほど、マインドフルネス」)に譲るとして、ここでは、なぜ食との相性がいいのか書いてみたいと思います。

皆さんは、普段どんなふうに食事をしていますか?

スマホ片手に、気づいたら食べ終わっている。

テレビを見ながら、自動的にお箸が動いている。

なんてことはありませんか。

次のような食べ方はどうでしょう。

まず、お皿を眺める。(視覚)

「トマトのような赤い色が美味しそう!」

「ソースがつやつやしている!」

次に、顔を近づけて香りを吸い込みます。(嗅覚)

「この爽やかな香りはなんだろう?ハーブかな?」

「なんていいにおい!待ちきれない!!」

口の中に唾液が出てくるのを感じられるでしょう。

そして、口に運んでみる。(触覚)

「なんてやわらかい口当たり!」

「たけのこの食感がアクセントになってる」

湯気が顔にあたる感覚も感じられるかもしれません。

食べているときの音も楽しめます。(聴覚)

シャキシャキ、ザクザク、つるつるっ。

もちろん、味わうことも忘れずに。(味覚)

「トマトと玉ねぎの甘みと、でもほのかな酸味もあっていいなぁ」

「噛めば噛むほど美味しくなっていくなぁ」

今ここにある、目の前のお皿に、五感をフルに使って味わいます。

これだけでも、マインドフルネスのトレーニングになります。

食いしん坊にとって、こんな楽しい食べ方はないと思うのです。

しかも、それがマインドフルネスのトレーニングにもなってしまうのですから。

次に出会うお皿から、ぜひ始めてみてください。

毎週日曜日朝8:30~Zoomで「30分マインドフルネスのセッション」も予定しています。

(次は、料理×マインドフルネス編も書いてみたいと思います)